いざという時、僕はこどもに心肺蘇生できるかっていうお話です。
目の前で子どもが倒れた(おぼれた)とき、その場で「子ども倒れた 対処方法」なんてググる暇はないはず。てか、そんなことすら思い浮かびません。
急なことにびっくりして何をしていいか分かりませんよね。
真っ先に、倒れたこどもに呼びかけると思います。「大丈夫っ?!大丈夫っ?!」。次に、「誰か救急車!!」って叫ぶはず。
とっさの時、ぼくはこれくらいしかできないです。
救急車がくるまで大体6~8分はかかるそうです。その間、僕は何をしてあげられるのか?
それは、心肺蘇生です。
普段なかなか考えないですよね。大事なことだけど、正直よくわかってないです。親として恥ずかしいかぎり・・・(職場などで講習を受けることも多いかもしれませんが、ぼくは上の空でした)
そんな僕が、この話を書くきっかけとなったのが保育参観後の講習。
救急救命士の方から話を聞き、わが子が意識がなく倒れてしまったら僕はどうするのかを考えたとき、このままだと何もできないことに気が付いたからです。
心肺蘇生をすると救命率は大幅に向上します。
一日経つとすぐ忘れる僕なので”これだけは覚えておく”ことをまとめました。
簡単なことばかりです。
救急車が来るまでにすることは5つ
- 反応を見る
- 助けを呼ぶ
- 呼吸の確認
- 胸骨圧迫(心臓マッサージ)
- AEDがあれば使用する
①~⑤の手順が思い出せなくでも④胸骨圧迫(心臓マッサージ)だけでも実施する
そもそも、なんで胸骨圧迫(心臓マッサージ)が必要なの?
心臓を動かすため
心臓が動かないとどうなる?
脳や全身の臓器に酸素が届きません。酸素不足で働かなくなります。心臓は酸素がふくまれた血液をおくるポンプです。そのポンプが止まっている状態です。
反応をみる
声をかけて反応をみます。
声掛けだけではだめ!
肩をゆすって声掛けしないと、”ほんとうに意識がない”のか、”意識はあるけど呼びかけに気づかないだけ”なのか分からないそう
助けをよぶ(119番通報とAEDの手配)
大声で人を呼びます。まわりにひとがいないときは、自分で119番通報します。
話を聞いて”へぇー”って思ったのが、
”誰か~して”って言うことも、聞くことも多いと思います。この「誰か」かがクセものです。
ほかの人がやってくれるだろう
「誰か」っていわれて自分のことだと思いますか?
恥ずかしながら、ぼくはこのタイプです。
なので、助けを求めるときは、「”あなた”・”○○さん”~して!」と明確に指名することが大事。
呼吸の確認
こどもの口元まで顔をよせ、普段どおりの呼吸があるかを確認します。(10秒以内です)
分からないときは胸骨圧迫(心臓マッサージ)を始めます。
胸骨圧迫(心臓マッサージ)
肋骨と肋骨の間に片方の手を置きます。(脇に手をいれ、そのまま骨に沿って横にずらしたところ)
その上に、もう片方の手を重ね二等辺三角形を作るように腕を垂直に伸ばします。
そして胸が沈み込むように押します。
強く・はやく・絶え間なく
【強く】とは、胸の1/3が沈むくらい(かなり力がいりました)
【はやく】とは、1分間に100回くらい押すスピード(救急士いわく、アンパンマンマーチのテンポだそう)
【絶え間なく】とは、30回は連続させる
ここで疑問が・・・
肋骨折れないの?
折れる可能性もあるけど、それよりも心臓を動かすことの方が超重要です
押すときにボキボキ音がすることもあるそう・・・
それは、骨の周りにある軟骨が当たっているからみたいです
AEDがあれば使う
AEDって?
簡単に言うと、けいれんをしている心臓を正常な状態にもどす装置です。
胸にパットを貼って電気を流します。
最近まちでも見かけるようになりました。(ビルのエレベーターの横や自販機とかについてたりします)
使うときは音声案内が流れるので、僕は使い方を覚えなくても大丈夫かな。
心臓をはさむようにパットを貼ることが重要
基本は右胸と左わき腹に貼ります
子どもにも使えるの?
使えます。大人用・子供用モードがあり、もし大人用モードを子供に使っても問題ないみたいです。(逆に、大人に子供用モードを使っても効果が低いみたい)
ショックボタンを押すときは、ショックを受ける人に触れないこと
プールなんかで体がぬれているときは拭いてあげましょう
AEDがない時の方が多いと思います。そんなときは胸骨圧迫(心臓マッサージ)を続けることが大事です
まとめ
”心肺蘇生”
知っているか知らないかで結果が大きく変わります。
子どもっていつどうなるかわかりませんよね。(大人もですが)
病気のほかにも海、プールなんかでも事故は起こりえます。また、地震もそうですよね
そんな時の自分を想像してみてください・・・
ぼくは、胸骨圧迫(心臓マッサージ)だけでも覚えておきます
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